昨年11月の代表合宿で前十字靱帯(じんたい)損傷のケガをしてしまいました。現在復帰に向けてリハビリ中ですが、私自身まだ諦めていません。最後までしっかり闘います。焦らず、1歩ずつ、着実に前を向いて進んでいきます。この挑戦、皆さんにも見届けていただけたらうれしいです。

リーグ前半戦は、納得の成績を残せませんでしたが、腹を割って話し合い、選手1人1人に自覚が芽生えてきました。後半戦が始まりましたが、プレーオフに向け、頑張っていきます。

東京オリンピック(五輪)を意識するようになったのは、18年に初めて代表選出されてからです。それまでは遠いものだと思っていましたが、ワールドカップ(W杯)にも出場して目標になりました。初めて代表でプレーした時のことはハッキリ覚えています。日の丸を背負って、体育館で国歌斉唱を歌った時、こんな所に来られたんだという高揚感を感じました。プレッシャーはありますが、五輪でも同じような気持ちになるのかなと想像しています。代表で求められる役割は分かっているので、積極的にリングへのアタックや、シュートを狙っていきたいです。

女子代表は金メダルが目標です。ホーバスHCは自信を持っているし、選手を信じています。最初はどこか人ごとのような感じでしたが、厳しい練習を重ねていく中で、日本のバスケを遂行していけば可能なんだと思うようになりました。昨年アジア杯では4連覇。チームが出来上がってきていることを実感しました。

東京五輪ではラグビーを見てみたいです。実は19年のW杯日本大会で結構はまりました。1人1人が命懸けでやっているところに感動しました。一体感が素晴らしくてバスケに通ずるものがありました。見に行きたかったけど、チケットが取れなかったのでチャンスがあれば観戦してみたいです。

昨年、1度延期になったことで、東京五輪の重要性がより高まったと思います。コロナ禍で世界中がいろんなことを抱えながら生活していますが、五輪をきっかけに、乗り越えたことを実感できる大会になればいいかなと。開催できるか不安はあります。ただ昨年の自粛期間中も、目の前のできることをやってきました。金メダルに向け、厳しい練習を重ねてきていますので、その集大成となれるような大会にしたいです。(330人目)