【リビーニョ(イタリア)=木下淳】4大会連続出場の平野歩夢(27=TOKIOインカラミ)が、驚異の回復力で予選に出場した。試技1回目は83・00点をマークした。
1回目を終えて、出場24人中7番手。
13日の決勝には、上位12人が進出する。
平野歩は予選突破圏内につけた。
2回目は85・50点とさらに得点を伸ばした。
19人目の選手が2回目を終えた段階で、12位以内が確定。
決勝進出が決まった。
前回22年の北京五輪に続く金メダルへ、夢舞台に戻ってきた。
試練に立ち向かった。五輪前最後の実戦となった先月17日にスイスで行われたW杯。決勝で板が折れ曲がるほど激しく転倒し、複数箇所の骨折や打撲の診断を受けた。一時帰国して治療を受けながら段階的に練習を再開。諦めることなく、五輪の舞台に戻ってきた。
直前の練習で2回も転倒し、ヒヤリとさせたが、予選1回目からきっちり決めて世界に帰還をアピールした。
◆平野歩夢(ひらの・あゆむ)1998年(平10)11月29日、新潟県村上市生まれ。TOKIOインカラミ所属。家族の影響で4歳からスケートボードとスノーボードを始める。村上一中から開志国際高を経て、日大スポーツ科学部卒。スノーボードのハーフパイプでは中学3年時の13年W杯で初優勝を飾り、五輪では14年ソチ、18年平昌と2大会連続銀メダル、22年北京で金メダルを獲得。21年東京五輪ではスケートボードで日本人5人目の夏冬出場を果たした。

