【パリ25日=松本航】五輪(オリンピック)5大会連続出場となるテニス男子の錦織圭(34=ユニクロ)が、男子ダブルス初戦で同世代のライバルと戦う。

この日に組み合わせが決定。ダニエル太郎(エイブル)と臨むダブルスで、今大会限りでの現役引退を表明しているアンディ・マリー(37)がダニエル・エバンス(34)と組むペア(英国)とぶつかる。マリーはシングルスを欠場し、ダブルス一本。錦織は会場のローランギャロスで調整を終えると、4大大会シングルス3勝の世界的スターとの初戦に「ちょっと微妙な心境ですよね。もちろん(現役)最後にやりたいというのは、ナダルも、ジョコ(ビッチ)もそうですけれど(マリーも)やりたいと思っていました。ダブルスでも戦えるというところは、いい面と複雑な心境ではあります」と明かした。

世界のトップレベルで争ったライバルとは、特別な感情があるという。

「寂しい面はありますね。自分のモチベーションとしても、彼らはいてくれていた存在。自分のテニス人生の中で、ポロッと失う瞬間かなと感じています。(マリーも)これだけ頑張ってリハビリもして、またケガもして、ここが最後となると思う。それを自分がどう消化して、自分のテニス人生にプラスに持っていけるか、これから少しずつ感じていきたいと思います」

さまざまな感情を胸に、赤土のコートに立つ。