世界ランク16位の日本は、同1位で5連覇中の米国に64-110で敗れ、4強入りはならなかった。

 前半は善戦し女王相手に46-56と10点差で折り返したが、後半は米国の底力の前に突き放された。

 ◆内海知秀・日本女子代表監督

 「前半あれぐらい、いい戦いができた。力は出しきった。(今大会は)日本の女子バスケにとっては1つの財産。2020年に向けての大きなステップになると思う。この順位以上の力を持っているチームだと思う。試合を重ねるごとに強くなった」。

 ◆渡嘉敷来夢

 「自分たちの全てを出しきることができた。米国を苦しめられた。自分はまだまだできると思っている。世界でマークされるような選手になりたい。4年後の東京五輪でメダルを取って日本のバスケ界を盛り上げたい」。

 ◆吉田亜沙美

 「悔しいという思いが一番だが、充実したバスケットができた。ロンドンの出場を逃してからここまで、集大成の気持ちでやってきた。(五輪の舞台は)夢のようだった」。

 ◆王新朝喜

 「日本のバスケットボールが世界で通用した部分は自信になった。大きい相手でも走ってリバウンドを取れば、勝てるチャンスはあったというのも実感した」。

 ◆高田真希

 「悔しい。1次リーグを4位で通過してしまったので、もう1つトルコかオーストラリアに勝っていれば、もう少し上位に行けたかなという思いはある」。

 ◆本川紗奈生

 「できないことはない、というのが分かった。前半の試合をやれば、いけるんじゃないかなと前向きな気持ちになれた。きょうの敗戦は2020年の東京に向けて、新たな1歩が踏み出せたんじゃないか」。

 ◆間宮佑圭

 「第2クオーターの後半で立て続けにやられたが、米国本来の強さが出たと思った。ただ、2年前の世界選手権とは比べものにならないくらい成長した日本を見せることができた」。

 ◆栗原三佳

 「前半の終わりに外からシュートを入れられだして、中と外をバランスよく攻められて主導権を握られた。(米国は)スーパープレーヤーばかりで想像以上の実力だった」。