【箱根駅伝2027〜早大・工藤慎作】天狗になっていた「山の名探偵」に「いい経験」

来年1月の箱根駅伝で、大学3大駅伝制覇を達成した2010年度以来となる総合優勝を目指す早大。3年連続で山登り5区出走中の「山の名探偵」こと工藤慎作(4年)が16季ぶりの3冠達成へ意気込みました。前回箱根路は終盤で青学大・黒田朝日(現GMOインターネット)に逆転を許して悔し涙。3月に初マラソンで深めた自信を力に変え、再び、名門が抱える「難問解決」に挑みます。

陸上

◆工藤慎作(くどう・しんさく)2004年(平16)11月10日生まれ、千葉県出身。三田中で陸上を始め、八千代松陰高3年時は全国高校駅伝3位。大学1年時に出雲駅伝4区で3大駅伝デビュー。箱根駅伝は5区区間6位。3年時は出雲6区区間3位で準優勝に貢献。全日本8区では日本人最高記録をマークした。3年連続の箱根5区は区間3位。3月の東京マラソンでは28年ロサンゼルス五輪代表選考会(MGC)の出場権も獲得。168センチ。

5月24日、関東インカレ男子1部5000メートル決勝で力走する早大・工藤慎作(中央)

5月24日、関東インカレ男子1部5000メートル決勝で力走する早大・工藤慎作(中央)

スタート前「名探偵コナン」決めポーズ

5月24日の関東学生対校選手権(関東インカレ)男子1部5000メートル決勝。

スタート前の選手紹介で工藤は、大人気アニメ「名探偵コナン」の主人公コナンの決めポーズ(写真)で会場を沸かせた。

「陸上競技って言ってしまえば単調なところはある。観客もアメリカの学生スポーツと比べたらまだガラガラかなとは思うので、盛り上げていくことで観客動員を増やしていけるようにしたい」。

中学生から愛用しているという黒縁メガネは、すでにトレードマーク。今季のスター候補であることは間違いない。

5月24日、関東インカレ男子1部5000メートル決勝、全体の5着でフィニッシュ

5月24日、関東インカレ男子1部5000メートル決勝、全体の5着でフィニッシュ

レースは序盤から2学年後輩で、前回箱根4区区間賞の鈴木琉胤(2年)が引っ張る展開となった。

終盤、先頭集団でペースを刻んでいた工藤はピッチを上げた。

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スポーツ

泉光太郎Kotaro Izumi

Kanagawa

神奈川県横浜市生まれ。2019年に大学卒業後、地方紙に入社。警察担当記者を経て翌20年から運動部に異動し、アマチュア野球やインターハイ、箱根駅伝100回大会など取材。
24年パリ五輪・パラリンピックでは地元選手を追ったものの、現地取材はかなわず…。しかし、オリンピック関連取材をきっかけに本格的にスポーツ記者を志し、翌25年春、日刊スポーツに転職。高校野球取材で西東京大会を担当後の8月からスポーツ部の一員となった。
サッカー日本代表の森保一監督にあいさつした際には「完全移籍選手」と命名された。趣味は料理と駅伝観戦。自宅で、ぬか床を育てるなど発酵食品が好き。