予1・1Rを走る新人の伊藤柚姫(23=兵庫)は身長が150センチに届かず、体も細い。ただし、いつも目はぎらぎらしている。高校時代はボクシングをしていた格闘家だからかもしれない。

父は元キックボクサーで、弟の千飛(せんと、20)はバンタム級のプロボクサー。5戦5勝(4KO)で日本バンタム級12位。将来を嘱望されている。

ただし、伊藤自身は本格デビュー後、まだ決勝に乗れていない。

「うまくいかないので悩んでます。前で勝負したいんだけど、スタートを取れないと7番手になってしまう。前場所の大垣では一般戦で7着になってメンタルをやられました。もう落ちるとこまで落ちたので、上がるしかないと思って岸和田に来ました」。弟に負けていられない、というのが今の伊藤の思いだろう。