2日目は快晴のもと観戦日和の1日だった。日差しも気持ちよかったので、取材エリアにも選手がたくさん現れ、その中に山田諒がいた。「(2予7Rは)石原(颯)が強いので、(1つのラインを)突っ張って飛びつこうと思いました…」と振り返った。「それは無理やろ、そんな脚力があるなら石原をまくっとるわ」と言いかけたが「次に生かそう」と慰めるのが精いっぱいだった。
2予8Rは地元の清水裕友が1着で準決進出を決めて流れを引き戻した。勝負事に大切な「流れ」は、自分の意思では決められない。ただ、必ずよくなる時が来るので、いつも準備が必要だ。その意味では山崎賢人が流れをつかみつつある。昨年、ナショナルチームを卒業して以降、2度の長欠があって流れを引き寄せきれなかった。先行しても末を欠くことが多かった。
しかし、カマした2予10Rで以前の山崎が戻りつつあると感じた。初手は1番車をもらいながら後ろ攻め。1度動いて、菊池岳仁と中釜章成の先行争いの結果を待つ。外の菊池が勝つと思った瞬間に仕掛けた。その間合いが絶妙で、脚力と判断がかみ合わなければできないタイミングだった。レース後のインタビューでは「とにかくきつかった」と振り返るが内容は完勝に近い。
準決12Rでは山崎の後ろが決まるまで時間がかかった。荒井崇博や山田英明の主張もあるだろう。しかし、その主張のぶつけ合いが「競輪は位置が大切」を再考させるシーンだった。お互いその位置で正解だったと思える走りを山崎に期待する。(日刊スポーツ評論家)























