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公営競技

ファンサービス旺盛な競輪選手増えてもいい

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<公営担当・東和弘>

記者はこの夏、ボートのSGを2度(若松、丸亀)、競輪のG1を1度(いわき平)、取材した。そこで温度差を感じたのは、開会式(選手紹介式)の熱気だった。ボートは目当ての選手をひと目見よう、プレゼントを渡そうと、ファンがどっと押し寄せていた。競輪はというと、ファンはいるのだが、屋外でやっていることもあり、どこか、乾いた空気が…。その上、形式的にやっている感が否めないのだ。競輪の本場入場者は、インターネット投票の普及もあり、減少の一途だが、こういう部分にも原因があるのでは? と思わずにはいられなかった。

何も、ボートの西山貴浩のような、ずばぬけたサービス精神と、ユーモアのセンスを求めているわけではないし、凝った演出を求めてるわけでもない(あるにこしたことはないが…)。ただ、競輪の場合、もう少し、対立ムードを醸し出すことや、目立ってやろうとアピールする選手がいれば、それだけで、ファンの興味を引くだろうと思う。

たとえば、自分がライバル視する選手に対し、名指しで「○○には負けません!」でもいいし、今は脇本雄太、新田祐大らが強いので「ナショナルチームがナンボのもんじゃい!」でもいい。この場に限り、先輩、後輩の上下関係や、自力型、追い込み型の関係性はなしと、選手みんなで割り切り、ファンサービスの一環として、自分の思いをうまく吐き出してみたらどうだろう。

もし、有言実行の走りができなくても、リスクを背負って戦っている選手に対して、ファンは案外、優しいものだ。真剣勝負の合間に、そんなことまで求めるのは酷かな…とも思うが、SGの土日ともなれば、場内がぎっしり埋まるボート場の盛り上がりを見ていると、競輪、このままでいいのか? と考えずにはいられない。


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