中村雅人(34=船橋)がさばき巧者の本領を発揮して初制覇を達成した。中村のSG優勝は14年11月の日本選手権(飯塚)に続いて通算5度目。優勝は今年初めてで通算47度目となった。2着は青山周平、3着は藤岡一樹が入った。

 15年MVPを飾った中村雅人が、また新たなタイトルを獲得した。これでグランドスラム達成へオートレースグランプリを残すのみとなった。「今年は今年で毎回チャレンジしていかなければならない。その気持ちはできている」と、強い気持ちで今年最初のSG制覇を飾った。

 レース内容にも納得顔だ。優出インタビューで「満足のいくレースをしたい」と応えたが、見事にやり遂げた。好スタートを決めて3番手に付け、2周1角で荒尾聡を抜いて2番手に浮上。トップスタートを切って先行する青山周平に対し徐々に差を詰めると最終周3角で渾身(こんしん)の切り込みで首位を奪った。

 勝因はまずスタートだ。「5枠だし、5番手で切れればいいかなと考えていた。想定以上のスタート」と振り返った。レース運びもそつがなかった。「周平(青山)に離されないように走った。周回を重ねるごとに詰まっていった。最後に入っていけた」と車の仕上がりも良かった。【大野義孝】

 ◆中村雅人(なかむら・まさと)1981年(昭56)2月21日、栃木県生まれ。船橋所属の28期生。S級2位。SG優勝はSS王座決定戦(10、13年)、オールスター、日本選手権(14年)。15年に15連勝と84勝の年間最多勝記録を更新。通算優勝47回。1着463回。趣味はマリンスポーツ。159センチ、48キロ。血液型AB。