ボート界の頂上決戦、SG第32回グランプリ(19日~住之江)、プレミアムG1第6回クイーンズクライマックス(28日~大村、シリーズ戦は26日から)の出場メンバー、選手情報を届ける。

<菊地孝平(39=静岡)GP10位>

 今年は2月浜名湖のG1制覇でスタートした。しかしSG優出は3月児島のクラシックだけ。「いつも調子の上がってくる時期に成績が振るわなかった」と分析する。ただ成績ほど感触は悪くなく「大事なところで調整やレースでミスしてチャンスをものにできなかっただけ。内容を考えれば悲観はしてない」と前向きだ。GPに向けて「リズムが大事だと思う。不安のない状態、いいリズムで臨みたい。だからGP前のG1も大事」ときっぱり。本番までの時間を好リズムで過ごして、住之江できっちり結果を出したい。

<川野芽唯(31=福岡)QC10位>

 地元福岡大会で初出場、初優出、初優勝を達成して以来、2年ぶりに頂上決戦に戻ってきた。「去年は出られなかったので良かった」と安堵(あんど)した。今年は現在優出10回、優勝2回。「前半はしのいで優出していた感じ。後半はリズムが上がってきて、明らかにレース内容は良くなった」。10月の戸田Vなど中盤以降の追い上げが利いた。前期分のF休みを残しスタートは課題だが、ターンの切れ、まくり差しは一目置かれる。「いつも通りに。力んでも仕方ない」。持ち前の旋回力で再び頂点をうかがう。