平原康多(35=埼玉)の最終2角まくりは不発に終わった。逃げた深谷知広-浅井康太の3番手という絶好のポジションを確保したが、深谷の強烈な踏み直しに合わされ、6着に沈んだ。

 それでも、勝負した結果。悔いはない。「(深谷が)掛かっていたから(まくりに)行かなければ取れたかもしれない。でも、あれが自分の競輪スタイルなので。勝負しないと。行けないのは自分が弱い」と潔く負けを認めた。8度目の挑戦も手が届かなかったグランプリ。来年静岡こそ、栄光を勝ち取るつもりだ。