JKA競輪の17年優秀選手表彰式が15日、都内のホテルで行われた。最優秀選手賞はG1・2冠の新田祐大(32=福島)が2年ぶり2度目の受賞となった。

 新田はチャンピオンブレザーに袖を通すと「今年も競輪界発展のため、東京オリンピック(五輪)に向けて努力、精進します」と、緊張の面持ちで決意を口にした。

 17年は競技で磨いた脚力を見せつけた。28日からは世界選手権(世界選)が控える。「1年を通して充実していた。世界選のチームスプリントでベスト記録を出すことと、個人戦に出られれば決勝が当面の目標」と意欲を見せた。表彰者のうち、実に4人がナショナルチーム所属選手。ブノワヘッドコーチは「私は勝つために来た。メダルを取るために戦う」と宣言してファンを沸かせていた。今年もブノワチルドレンが輪界を席巻しそうだ。