カウントダウン連載「ROAD TO マスターズ」の最終回は、おなじみのなるほどデータ集です。匠(たくみ)の技を競うマスターズ。やはり、レジェンド今村豊(56=山口)の名前が多く挙がります。

 (1)最多Vは今村豊の3回 今村豊は昨年の津大会を優勝、11年常滑と15年児島に続き3回目で単独大会最多Vとなった。他で複数回Vは高山秀則(引退)が00、02年(ともに住之江)に優勝している。

 (2)完全Vもこの2人 複数回Vを記録する高山と今村は完全Vも達成している。高山は00年、今村は15年で、ともに8連勝で優勝した。

 (3)最多連続出場は15回 原田順一(引退)が00年の第1回から14年からつまで15年連続出場を果たした。現役では、西山昇一が48歳で出場資格を得た09年鳴門から10年連続出場となる。現役で続くのが今村、日高逸子の9回連続。57歳6カ月の西山は優勝すれば、06年尼崎を62歳5カ月で優勝した万谷章(引退)に次ぐ歴代2位の最年長V記録になる。

 (4)女子の活躍 今大会の女子は前出の日高と山川美由紀、寺田千恵の3人が出場する。日高は初出場の10年徳山でいきなり優出(6着)。13年びわこでは優出2着に入った。14年からつでは、高橋淳美が優出2着。この2人が女子最高成績で、優勝はまだない。

【中川純】

(おわり)