優勝戦が12Rで行われ鈴木圭一郎(24=浜松)がトップスタートで10周回を逃げ切った。

SGは通算8回目の優勝。全日本選抜は4連覇となった。過去SG5連覇はSS王座戦の島田信広、4連覇は同じくSS王座戦の片平巧がいるが当時のSS王座戦は1走のみのSG。勝ち上がり制によるSG4連覇は史上初の快挙。2着は高橋貢、3着には佐藤貴也が入った。

「(大会4連覇は)すごくうれしい。スタートは思い切りいけた。今までで一番くらいに切れました。(優勝戦待機のピットで)こんなに緊張しなくていいのか? と不安になるくらい緊張しなかった。でも10周回は途中で(エンジン)音も聞こえたし長かった。これで徐々にだけどいい時の自分に戻れたのかな…」とぽつり。どのくらい戻ってきたのかの質問には「今は8割くらい戻っている」と答えた。

続けて調子の上がらなかった今年前半の反省も口にした。「今年は落車とか周回誤認とか、多くのお客様にご迷惑をおかけしました。今年もあと2回、SG(日本選手権、SS王座戦)がありますし、そこでも頑張ります」と、決意を新たにした。6期連続全国ランク1位がようやく、本調子を取り戻しつつある。残り2カ月半もいつも通り、全力で1着を取りにいく。

 

2連単(4)(1)290円。3連単(4)(1)(5)560円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)