優勝戦は稲田浩二(35=兵庫)が人気に応えてインから逃げ切った。2着は柴田光、3着には田頭実が入った。

初日から2日間中止となった今節はこの日も強風が吹き荒れ、全レース2周に短縮された。後半はさらに風が強まり、優勝戦はホーム向かい風が10メートルで、波高10センチの荒れ水面。稲田は「スタートは分からなかった。運が良かった」とコンマ04の早いスタートを決め、1Mは強力な回り足を生かして押し切った。

これで早くも今年3回目の優勝だ。昨年はデビュー16年目でG1初優勝を飾り、前走地の近畿地区選で優出するなど好調が続く。次走は28日から江戸川の一般戦で、来月には平和島のSGクラシックも控える。「次はSGでも結果を残したい」と意気込んだ。