10月のフランス世界選手権スクラッチで銀メダリストになった窪木一茂(33=福島)も、競輪の実戦ではまだ成長途上のルーキーだ。S級デビュー戦となった前場所の向日町は5、6、1着で、最終日に何とか初勝利を収めた。しかし「1着が取れたのはたまたま。甘くはないです」とS級戦の厳しさを痛感した。

そんな中でも光明は見えた。「スピードに乗っているところから仕掛けられるので、A級よりも走りやすさは感じました。これから自分の戦い方をしっかり見極めていきたい」。予選8Rは、積極的に自分からレースを動かしていく。