今年の児玉碧衣(28=福岡)は、決して順風満帆ではなかった。

昨年末ガールズGPの初めての鎖骨骨折に始まり、優勝した6月パールカップ以外のG1では、モチベーションの維持が難しかった。「早々にガールズGPの権利を取ってしまい、その後は何としても勝ちたい人と自分で熱量の差があった。この経験は来年の課題ですね。いろいろあって1年があっという間。今年は自分で自分を褒めてあげたい」。駆け抜けた自分をねぎらうには、勝利こそが最高のご褒美になる。

車番はナショナルチームの2人に挟まれた。「サトミナ(佐藤水菜)は本当に強いし、力の差を感じている。でも、グランプリは1年に1回。笑って1年を終わりたいんです」。最後は勝利に貪欲な女王の顔に戻った。