佐藤水菜(25=神奈川)が逃げる尾方真生をまくりで一蹴して、4度目の挑戦でついに優勝した。
ナショナルチームの強さはこうまで違うのか。前日のヤングGPの太田海也に続いて佐藤が圧勝した。逃げる尾方、吉川美穂の3番手から仕掛けた佐藤に、ガールズ特別レース今年2勝の久米詩が離れるほどの強烈な踏み出しだった。
ゴール後に左手を突き上げて喜びを爆発させた佐藤は「手を離すのが早いと怒られそうだったけど、それほどうれしかったから」と笑わせた。
ひとつ目標を達成して、来年は心おきなくパリ五輪に挑戦できそうだ。「まだスプリントでは年下の子にタイムで負けている。世界との壁を感じます。でも、パリ五輪では金メダルを取って、胸を張ってガールズケイリンに戻ってきたい」。
それが実現できれば、来年も佐藤の勇姿をGPの舞台で見られそうだ。【村上正洋】
◆佐藤水菜(さとう・みな)1998年(平10)12月7日、神奈川県茅ケ崎市生まれ。茅ケ崎高2年で自転車競技を始め、競輪学校(現養成所)114期生として18年7月四日市でデビュー(予選1、1着、決勝4着)。ガールズ特別レースで優勝を重ね、10月に松戸G1オールガールズクラシックV。今年のアジア大会ケイリン、スプリント金。通算成績276戦196勝。通算獲得賞金は8623万2600円。163センチ、59キロ。血液型A。
【ガールズGPリプレー】吉川がSを取り、尾方、佐藤、久米、児玉が続く。外に浮いていた梅川を最後尾の坂口が迎え入れる。佐藤がけん制すると後続は動けず、尾方がホーム手前から先行。吉川が2番手。佐藤が3番手まくりで快勝。離れて児玉が猛追するも、梅川が外を鋭く伸びて2着。

































