松本貴治(S32=愛媛)が、3つのラインそれぞれが自力を発揮した激闘を制し、大会連覇を果たした。

レースは、赤板2角で内をすくって先行態勢に入った山口拳矢の番手に清水裕友がはまる展開。6番手から鐘4角で仕掛けた松本に合わせて清水が番手まくりを放ったが、勢いで勝る松本が直線入り口でねじ伏せてVロードを駆け抜けた。

レース後は「前が短くなったところをスピード差で行った。ブロックもあってきつかったが、乗り越えたところで優勝を確信した」と冷静に振り返った。

今シリーズは、4日間いずれも自力戦で安定した走りを見せた。「前でも人の後ろでも、しっかりレースができるよう、常に考えている」。ビッグ戦線では今の競輪界を席巻している“四国旋風”で中心の犬伏湧也と石原颯の後ろを回ることが増えているが、あらためて存在感を示す結果となった。

これで、郡司浩平を抜いて賞金ランキング10位に浮上した。年末のKEIRINグランプリ(12月30日・いわき平)出場を懸けたラストバトル、小倉G1競輪祭(18日初日)に最高の流れで挑む。「次が本当の勝負。いつも通り準備して頑張りたい」と力を込めた。

瀬戸内からの風は、屋内バンクの小倉でも吹き荒れそうだ。