W杯アジア最終予選イラク戦(13日、テヘラン)に向けた日本代表合宿が5日、都内で行われ、冒頭15分のみ公開された練習では、3月の敵地UAE(アラブ首長国連邦)戦と同じ、4-3-3で中盤を逆三角形にした布陣で連係確認などを行った。

 トップ下2枚の左側に入ったMF香川真司(28=ドルトムント)は「よりボールに触る機会が増えると思う。そこでリズムをつくれるのは自分にとって大きい。ドルトムントでもやっているポジションなのでやりやすいし、楽しみ」。7日には国際親善試合シリア戦(味スタ)に臨むが「どう縦パスに絡めるか。その確認、連動を試していきたい」。この日から練習に合流した国内組を含めた連係熟成に重点を置いた。

 また、イラクの印象を「彼らには前に出る元気がある。そこの強みは理解している」と警戒。昨年10月のホーム戦では後半ロスタイムにMF山口蛍(26=セレッソ大阪)が得点し、2-1で勝ったが、大苦戦した相手だけに「アウェーのリスクマネジメントも含めて考えたい」と気を引き締めていた。