森保ジャパンは韓国に0-1で敗れ、13年以来3大会ぶりの優勝を逃した。

現地で観戦した日本サッカー協会の田嶋幸三会長(62)は試合後「ここまで応援に来てくれた方、日本でテレビで応援してくれた方、そしてサポートしてくださった方に感謝と申し訳ない気持ちの両方でございます」と切り出し、試合について「選手、スタッフも最大限の努力をしたと思います。見ていて、もっと最後いけないかとかいろんなことはあると思いますけど、今、自分たちがやろうとしているサッカーは途中なんだなと思いました。選手たちは来年のW杯予選に出れるか、五輪に残れるか、いろんなことがある中でこの3試合やっているわけですから、そのことを肝に銘じてもらわないといけないと思っています」と話した。

森保監督の手腕について質問が飛ぶと「いろんなところに気を使っているのはわかりますし、この戦術にアダプトする選手なのか試しているなというのは理解できました」と話すにとどめた。起用については「個人的に言えばもうちょっと仲川とか大島とか長く見たかったなというのはありますけど」と本音も漏らし「多分、チームの事情、選手のコンディション、シーズンを戦ってきた、いろんなことを踏まえた中で、森保監督なりに考えた結果だと思いますので、勝てなかったことは残念ですけど、来年につなげる試合にしないといけない」と話した。

日韓戦の意味についても語り「この戦いは歴史的なものであるし、勝ち負けでいろんなものが動くこともあると思いますが、今日の試合は韓国に最初の15分でバッと(前に)こられた。これって韓国が今までもやってきたやり方なので、しっかり学ばないといけないし、忘れてはいけないことだと思います。これから日韓戦は来年の五輪にしろW杯にしろどんどん行われていく中で、特別な意味があるのは事実です。その中で戦わないといけない。それは忘れてはいけない」と締めくくった。