日本サッカー協会は28日、千葉市内で米国遠征(6日メキシコ代表戦=オークランド、9日米国代表戦=コロンバス)に臨む日本代表メンバー25人を発表した。DFラインの負傷者が相次ぐ中、森保一監督(57)は7月のE-1選手権で力を示したDF荒木隼人(29=広島)とDF安藤智哉(26=福岡)を招集。同じくケガ人が出たボランチは通常より1人少ない3枠とし、追加招集の考えを示した。開幕まで1年を切ったW杯北中米大会の共催国で最高の予行演習。格上とガチンコ勝負で連勝を目指す。

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日本(FIFAランキング17位)が待ちに待った強化試合を迎える。W杯北中米大会アジア予選やアジア杯カタール大会を経て、1年11カ月ぶりにアジア以外の強国と激突。メキシコ(同13位)、米国(同15位)という上位国との対戦を控え、森保監督は「全体的には激しさと厳しさがアジアとは変わってくる。親善試合であっても公式戦と変わらず覚悟を持って戦いたい」と気を引き締めた。

決して万全ではない。DFラインは町田、冨安、伊藤、高井といった常連組に離脱者が続出したために、安藤と荒木の「E-1勢」を選出した。指揮官は「現実の中でどれだけのベストを尽くせるか」。移動、時差、気候…、全ての経験を本番への糧にする。

その編成から、本気度がにじむ。この日発表されたメンバーは25人。従来の27人構成と比較すると左ウイングとボランチが1人ずつ足りない。森保監督が「最低でもあと1人」と明言したように、追加招集は確実。負傷者の状態が不透明だった3月のW杯最終予選も同じ形を取ったが、親善試合では異例ともいえる対応。本番を想定した2戦に懸ける思いの強さが伝わる。

入り込むのは誰か。ボランチでは復帰間近の鎌田や守田ら主軸の見極め、J1で好調な町田で中盤を務めるDF中山も候補。左のワイドはE-1選手権で活躍したMF相馬、6月に初招集された平河らも可能性がある。「最強で最高のチームで本大会を迎えられるように」と森保監督。この好機を最大限、チーム作りに生かす。【佐藤成】