J2磐田は岡山と引き分けたが、勝ち点3を挙げた千葉に抜かれ、首位から転落した。前半22分、GKとDFの連係ミスから失点するも、同42分にMF太田吉彰(31)のクロスからFWアダイウトン(24)が決め同点に。後半もゴールに迫ったが、6試合で失点3と堅守の岡山から追加点を奪えず連勝は3で止まった。これで昨季から岡山とは3戦連続ドロー。悔しい勝ち点1となった。
悔しいドローだった。序盤から相手の激しいプレスに苦しんだ。前半22分、磐田GKカミンスキー(24)のクリアボールを相手にブロックされ、その流れから失点。だが、途中から最終ラインでのボールの回し方に変化を加えると、だんだんと落ち着きを取り戻す。同42分にはMF太田のクロスをアダイウトンが決め同点に追いついた。途中からMF川辺、FWジェイと攻撃選手を投入し、相手の2倍となる15本のシュートを放つも、堅守の相手に追加点が遠かった。
DF伊野波雅彦(29)は「自爆での失点で、勝ち点2を落とした気持ちが強い。もう5分、10分早く改善できていれば…」と悔やんだ。名波浩監督(42)は「相手のボールアプローチのスピードが我々を上回っていた。結果は妥当」と受け止め「1失点目は2試合連続で自分たちのミス。痛かった」と振り返った。
昨季は相手のハイプレスを受けるとばたつき、そのまま立ち直ることなく勝利を逃すケースが多かった。だが、今回は追いついての勝ち点1だ。同点弾をアシストした太田は「(クロスを)蹴った瞬間に入ったと思った」。ただ、後半に攻撃が「各駅停車」で前への推進力が出なかったことに「ボールを奪った後の10秒が勝負。もっと速く相手がそろう前にいかないと」と反省を忘れなかった。
今季は7試合を終えて、後半の失点はいまだ0だ。指揮官は「走力でいくと後半は相手を上回った」と体力面での手応えを口にする。次節以降、上位対決が続くが「この引き分けを明るく、次節につなげたい」と見据えた。【岩田千代巳】



