広島の元日本代表MF青山敏弘主将(29)が、本拠地でシャーレ(優勝銀皿)を掲げる。今日5日のチャンピオンシップ決勝第2戦でG大阪をホームに迎える。2日の第1戦は後半ロスタイムの2発で劇的勝利。圧倒的優位の中で迎える優勝決定戦に向け「無失点で抑える」と宣言した。4日は地元で調整した。
真冬のような寒風吹く本拠地。1時間の最終調整を終えた青山は、集まったサポーターの前で立ち止まった。普段からポーカーフェースを崩さない男が、意を決したかのように叫んだ。
「明日必ず勝ちます!」
広島を引っ張ってきた主将の優勝宣言。昨季3冠のG大阪を倒す、確かな自信がある。
「勝ってシャーレを掲げる。(期待に)応えるのは自分たちですから。(過去)2回勝って(優勝して)いるのでイメージはできている。何をしないといけないかも分かっています。キャプテンマークを巻かせてもらう幸せを楽しみたい」
12、13年にリーグ連覇を達成。初制覇した12年オフに、自ら申し出てクラブと5年契約を結んだ。海外移籍の夢は捨て、多くの主力選手が大金を積まれて他クラブに引き抜かれていく中で、青山は広島に骨をうずめる覚悟を固めたのだ。
04年のプロ入りから広島ひと筋で、誰よりも深い愛着がある。引き分けでも優勝が決まるが、宇佐美らG大阪攻撃陣を「無失点で抑える」と宣言。森保監督も「我々にいい条件だが、条件が勝たせてくれるわけではない。失点はゼロ。点を取られれば取り返す」と強気だ。チケットは全席完売。2年ぶり年間王者へ、超満員の広島に歓喜の瞬間が訪れる。【益子浩一】
◆CS第1戦VTR アウェーの広島が、3-2で奇跡的な逆転勝利を収めた。0-0の後半15分、広島DF陣がゴール付近でパスミスを犯し、ボールを奪ったG大阪FW長沢が先制点を挙げた。同35分、広島はFWドウグラスが同点弾も、1分後にG大阪MF今野が勝ち越しゴール。G大阪は同41分にDFオ・ジェソクが一発退場。広島は守備の焦りが見えた相手を一気にたたみかけ、後半ロスタイムにDF佐々木、MF柏がゴールを奪い、優勝へ「王手」をかけた。



