初戦で日本に敗れたドイツが、終盤の同点弾で生き残った。
序盤から主導権を握られ、後半17分に途中出場したスペインFWモラタ(Aマドリード)に先制点を許す苦しい展開になった。
同28分には19歳のMFムシアラ(Bミュンヘン)が、GKとの1対1になる絶好機を外してしまう。
だが、敗戦なら2敗目となるドイツは、執念の攻撃を続ける。同38分にペナルティーエリア内右寄りでボールを持った29歳FWフュルクルク(ブレーメン)が、右足でファーサイドへ豪快に起死回生の同点ゴールを決めた。
昨季、ドイツ2部のブレーメンでプレーした188センチのフュルクルクにとっては、これが代表初得点。まさに救世主になった。
ドイツは1分け1敗とし、決勝トーナメント進出への望みをつないだ。
1次リーグ最終戦はコスタリカとの対戦。ドイツは勝てば、日本-スペインの結果次第で突破の可能性を残した。
【E組順位】
1位 スペイン(勝ち点4)
2位 日本(同3)
3位 コスタリカ(同3)
4位 ドイツ(同1)
(※2、3位は得失点差による)