前回準優勝を果たしたクロアチアの主将、MFルカ・モドリッチ(37=レアル・マドリード)が、アルゼンチンのエース、FWメッシ(35=パリ・サンジェルマン)へ思いを託した。

ここまで全6試合に先発し、走り続けてきたレジェンドはこの日、後半26分で途中交代。試合終了のホイッスルをベンチで聞いた。

試合後は味方だけでなく、相手もたたえた。

「メッシがこのW杯で優勝することを願っている。彼は史上最高の選手であり、それに値する。毎試合、彼の質と素晴らしさを示している」

メッシは先制のPKを決めると、技ありのドリブルで3点目のゴールもアシスト。最後まで存在感を見せていた。37歳のレジェンドは、試合直後のミックスゾーンでライバルを称賛し、自らに代わって頂点に立つことを願った。

ベテランと思えぬ運動量で攻守にチームをもり立てたモドリッチにも、まだ戦いが残っている。17日にフランスかモロッコとの3位決定戦に臨む。2大会連続の決勝進出の道は絶たれても、国の誇りを胸に最後まで戦い抜く。