ブンデスリーガでライプチヒが首位に立っているのは不当? シャルケGKラルフ・フェールマン(28)のコメントを聞くと、そう考える人もいるかもしれない。

 シャルケの公式ホームサイトで、3日のライプチヒ戦について、フェールマンは「あらゆる気持ちをもってライプチヒに行き、そこで何としても勝ちたいと思っている。ダルムシュタット戦から充電するための時間があった。ライプチヒ戦では最初の1分から全力で行けるし、偽りのない本物のブンデスリーガのサッカーがどういうものかを見せてやる」とコメントしている。

 ライプチヒは2009年に飲料メーカーのレッドブルが買収し、5部から始まった創設7年の新興クラブ。12年から戦術家として名高いラングニック氏をスポーツディレクターに添え、経済力を生かして一気に駆け上がってきた。2部から昇格1シーズン目の今季は、開幕から12試合負けなしで9勝(3分け)を挙げ、強豪Bミュンヘンを抑えて首位に立っている。一方のシャルケは5連敗とスタートダッシュに失敗したが、そこから上昇気流に乗り現在3連勝中。フェールマンは「今いい感じできている。ホームは7試合連続で勝っているだけではなく、どんどん安定感が増し、ほとんど失点を許していない」と自信満々だ。(中野吉之伴通信員)