ACミランFW本田圭佑(30)は、戦前の予想に反してベンチスタートとなった。モンテッラ監督は、左FWにはニアンを起用。アウェーでニアンのスピードを生かし、相手を混乱させることを狙った。

 その選択通り、ニアンは多くのボールに触ってチャンスをつくった。だが前半27分に得たPKをニアンが2試合連続で失敗。この先制機を生かせず、逆に後半17分にMFナインゴードリブルで持ち込まれ、決勝点を奪われた。

 本田は後半25分からアップを開始し、後半39分にMFパサリッチと交代で出場。41分にCKを蹴った以外に見せ場はなく、試合後にローマDFエメルソンに頼まれてユニフォームを交換した。

 試合後、本田はファンにサインし、日本の報道陣の方に振り向いて「お疲れ様です」と一言残し、ファンと写真撮影してバスに乗り込んだ。なぜ本田でなくニアンを先発させたのか? と問われたモンテッラ監督は「監督は選択しなければならない。これが私の選択だった」とだけ答えた。

 16節を終え、敗れたミランは勝ち点32で3位、勝ったローマは同35で2位。

 一夜明けのイタリア紙の本田への評価は次の通り。

 ◆ガゼッタ・デロ・スポルト紙=評価点なし

 寸評:先発かと思われたいたが、モンテッラ監督はサプライズで再びベンチに残す。出場してからあまりいいプレーはなかったが、この日本人選手は試合に途中出場するタイプの選手ではない。シュート0、相手ボールを奪うこと0、パス4本

 ◆コリエレ・デロ・スポルト紙=評価点なし

 寸評:パサリッチに代わって出場するが、ほとんど何もせず。

 ◆トゥット・スポルト紙、ラ・レプッブリカ紙=なし

 寸評:なし

(波平千種通信員)