ガラタサライに所属する日本代表DF長友佑都(31)が、平昌(ピョンチャン)五輪スピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒(31)が2位となったライバルの李相花(韓国)を抱擁してたたえたシーンについて「美しかった」と語った。

 18日に行われた女子500メートル。小平は金メダルが確定すると、3連覇がついえて涙を流す李相花に真っ先に歩み寄り、肩を抱き寄せ韓国語で「よくやったよ」を意味する「チャレッソ」と声をかけた。背中を日の丸の旗で包み、2人で場内の大歓声を浴びて「李選手はいつも親切。人としても、スケーターとしても尊敬できる友達です」と敗者をたたえた。また小平は、自身のレース後に沸き立つスタンドに向かって人さし指を口に当てるポーズで「静粛に」と無言で呼び掛け、直後のレースで滑る李へのさりげない気遣いをみせていたことも話題となった。

 長友は20日、ツイッターで「スケートの小平選手と韓国選手の試合後の抱擁は美しかった。アスリートとしてではなく、1人の人間として、誇り、情熱、尊敬すべてが入り交じったシーンだった」と小平を称賛。同い年のアスリートがとった行動に、「自分の未熟さを感じた。あんな行動なかなかできないよ。 頑張れよ俺。。と投げかける一日」と内省した。