タイ・サッカー協会は17日、日本代表前監督の西野朗氏(64)がタイ代表監督に就任すると発表した。

同国のU-23(23歳以下)代表監督も兼務する。同協会のソムヨット会長が西野氏について「タイ代表監督に就任する可能性は99%だ」と契約目前に迫っていたが、同氏が6月29日に現地入りしてから19日、正式に契約が結ばれた。

22年W杯カタール大会のアジア2次予選は、西野新監督体制で挑むことになった。

ついに「アキラ就任100%」になった。西野氏のタイ代表監督就任が決定し、22年W杯カタール大会アジア2次予選は「森保一」VS「西野朗」VS「本田圭佑」の、W杯ロシア大会でともに戦った3人の「日本人指揮官対決」が実現する可能性が出てきた。運命の抽選会は今日17日、マレーシアのクアラルンプールで行われる。

40カ国が参加する2次予選は、各組5カ国の計8組に分かれて戦う。抽選では1~5ポット(P)にそれぞれ8カ国が入り、各組は各Pから1カ国ずつの計5カ国で構成される。FIFAランクの上位国から第1Pに振り分けられ、28位の「森保ジャパン」は第1P。116位の「西野タイ」は第3P。169位の「本田カンボジア」が第5Pと、それぞれ別のPに入ったことで対戦する可能性がある。

日本人指揮官の3人が同じ組に入るのは84分の1で「1・56%」とかなり低い確率だ。だが、森保ジャパンが西野監督率いるタイと同組になる確率は8分の1で「アキラ対戦確率12・5%」と現実的な数字。本田が指揮するカンボジアと同組になる確率も同じ。12・5%を2度クリアすれば、晴れてW杯戦士指揮官3人“全員集合”が完成。森保ジャパンの情報は“ほぼ丸裸”で日本にとって戦いづらい相手となるが、国内では過去にないほど注目される2次予選になる。