パリサンジェルマンに所属するウルグアイ代表FWエディンソン・カバニ(32)のアトレチコ・マドリード入団に向けた動きが速まっていると、スペイン紙アスが28日に伝えた。

カバニの代理人である兄弟がすでにマドリード入りし、交渉が大詰めに迫っているとみられている。

カバニのパリサンジェルマンとの契約は今年6月30日までとなっている。一方、得点力不足に悩むAマドリードは今冬の移籍市場でFW獲得を目指しており、パリサンジェルマンに対してここ最近、1500万ユーロ(約18億円)プラス出来高ボーナス300万ユーロ(約3億6000万円)のオファーを出した可能性があるとのこと。

もし契約がうまくいった場合、Aマドリードは31日までにホームスタジアム、ワンダ・メトロポリターノで入団発表会を行う意向を持っており、2月1日にアウェーで行われるレアル・マドリードとの大一番となるマドリードダービーに向けた招集メンバーに含まれる可能性があるという。

カバニはパリサンジェルマンでの6シーズン半で公式戦293試合に出場して198ゴールを記録しており、今シーズンの公式戦30試合でわずか34ゴールというAマドリードの得点力不足を解消するものになると期待されている。またカバニはシメオネ監督にとって、数年前から獲得を夢見ている選手でもある。(高橋智行通信員)