ユベントスが来シーズンに向けて、レアル・マドリードで長年プレーするブラジル代表DFマルセロ(31)の獲得を狙っていると、スペイン紙マルカが27日に報じた。

マルセロは現在、今季入団したばかりのフランス代表DFメンディにポジションを奪われている感が強く、素晴らしいシーズンを送っているとは言い難い。実際、今シーズンの公式戦39試合中、半分以下の19試合でしかプレーしていない。また、今月1日に行われ、2-0で勝利したバルセロナとのクラシコにスタメン出場したものの、その次のベティス戦では負傷で交代を余儀なくされた。

レギュラーを奪われる苦しいシーズンもマルセロの人気は高く、欧州のさまざまなクラブが興味を示しているという。その中でユベントスは以前から獲得を目指しているクラブである。最初は元同僚のクリスティアーノ・ロナウド、そして昨年夏から指揮するサッリ監督が獲得を求めていた。

現在、ユベントスは再びサンドロしかスペシャリストのいない左サイドバックを強化するため、マルセロに白羽の矢を立てているとのこと。リーグ戦中断期間前に同選手の意向を探るため、マドリードで関係者とミーティングをする計画を立てており、獲得に本腰を入れていた。

マルセロの契約はまだ2年残っており、契約を全うした場合、Rマドリードで16シーズンを過ごすことになる。一方、イタリア紙ラ・スタンパが伝えるところによると、ユベントスはマルセロに4年契約を準備しているという。(高橋智行通信員)