ドルトムントが、コロナ禍におけるリーグの規定違反で7万5000ユーロ(約938万円)の罰金を科せられた。

ドルトムントは20日に行われたライバル・シャルケとの「ルールダービー」に4-0と大勝。試合を終えて練習場に戻ってきたチームバスを150~200人のサポーターが出迎えた。

だがあまりのうれしさにサポーターたちは花火を発射するなど、狂喜乱舞の状態に。バスの中の選手たちもマスクをせず、ソーシャルディスタンスも取らず、車の中から腕を振り回すなどしてファンをあおった。

新型コロナウイルスがまん延する中、サポーターたちは叫び声を上げながらバスの前に集まり、密集状態となった。この様子がSNSに投稿され、DFL(ドイツ・フットボール・リーグ)が問題視した。

ドルトムントは21日に謝罪の声明を発表。このような「お祝い」は許容できないと明言し、ファンをあおった主力のハーランドやロイス、ジャンら選手たちへも非難の矛先を向けた。

DFLはバスの中でマスクをせず、ソーシャルディスタンスを取らなかったことがルール違反にあたるとして罰金を科し「ダービーは特別な試合。それでもクラブにはルールを順守する責任がある」とした。