ワールドカップ(W杯)日本代表のリヨンMF中村敬斗(26)が、仏レキップ紙に特集された。練習風景の写真付きで、半ページの注目度。同日夜の欧州リーグ、敵地アンデルレヒト戦で4-3-3システムの左ウイングで先発すると予想された。

同紙は「ジョーカーの初登場」と書き出し「9月2日にソーヌ県とローヌ県の間に移籍してきた日本代表選手(国際Aマッチ29試合)は、今夜、OL(オリンピック・リヨン)の一員としては初めて欧州大会で先発出場する見込みだ」と伝えた。

「12日のリーグ・アン(フランス1部リーグ)パリFW戦(0-0)で、試合終盤にロイス・オペンダに代わって15分間プレーした26歳のケイト・ナカムラ。スタッド・ランスから9月2日に『ジョーカー』としてリヨンに加入したが、次は初先発を果たすだろう」

パウロ・フォンセカ監督は19日のリーグ戦(対レンヌ)を見据えてターンオーバーする方針といい「この日本人選手はついにプレー時間を得て、ポルトガル人監督の要求にしっかりと応えているかどうかを示す機会を得ることになりそうだ」とした。

同監督も「彼はコンディションも非常に良く、トレーニング中のプレーもとても気に入っている」と試合前に語った。「チームになじむには時間がかかるだろうけど、彼は賢く、我々のプレー方針をよく理解している」とも評価した。

続けて「マリック・フォファナとは異なる体格」との小見出しで「パリFC戦の後に監督は、デビュー戦において必ずしも最適な条件に恵まれていなかった新加入選手に対して、寛大な態度を見せた」と状況を説明。「彼は我々のプレーを理解する必要がある」と指揮官は繰り返し「チームにとって厳しい時間帯に投入されたが、守備面ではよく働いた。ボールを持つ機会は多くなかったが、それはポジティブな点だった」との談話を紹介した。

「火の玉」のようなマリック・フォファナの退団を補うために獲得されたという中村。「体格(180センチ、73キロ)も異なり、違った特質も備えている」とした上で「ケイトはチームメートとの関係が強く、最後の判断力に優れ、シュートも正確で、フィニッシュも優れた選手だ」ともフォンセカ監督が説明したことを記した。

中村はSランスで97試合30得点。本人のコメントもあり「僕はサイドでも、他の選手と連係してプレーすることが好き」と初会見で述べ、さらに「1対1」の場面でも効果的になれると強調した。

さらに「練習中はもちろん、練習後もスタッフと戦術について、特に映像を見ながら多くの話をした」と中村は付け加えたそうで「決まり事がたくさんあるので、それを覚えていかなければいけない。時間とともに身につくと思うし、きっとすぐにできるようになるだろう」とも語っている。

チームメートの評判も掲載。「彼はフィジカル能力に優れており『1対1』の局面でも非常に強い」と語ったのはDFクリントン・マタだ。新加入の中村について、良い印象を語った。

「Sランスがまだ1部だった時、彼(中村)と対戦したことがある」といい「非常にインテリジェントな選手で、フィジカル能力にも優れており『1対1』の局面でも非常に強い。彼がチームに加わってくれてうれしい」

最後は「今夜、アンデルレヒトとのアウェー戦で中村が決定的な活躍を見せれば、リヨンの選手たちはさらに喜ぶだろう」と結んでいる。(松本愛香通信員)