【モンテレイ(メキシコ)19日(日本時間20日)=永田淳】思い入れの強い背番号18で、ワールドカップ(W杯)初ゴールを決める。W杯北中米大会の1次リーグ第2戦チュニジア戦を控えた日本代表は19日、近郊の施設で公式練習。連続先発とみられるFW上田綺世(27=フェイエノールト)は自身のゴールでの勝利に意識を集中。注目集まるW杯1000試合目で、世界を驚かせる一撃を見舞うことをイメージした。

今季オランダ1部で得点王に輝いたFW上田が、世界の大舞台での初得点に意欲を見せた。14日オランダ戦後は別メニュー調整の日もあったが、この日は軽快な動き。「シュートチャンスをつくれる感覚はあるし、より得意な形でボールを受けたい」と次戦での一発を予感させた。

この試合では、代名詞でもある強烈なシュートで自身W杯初弾を狙う。左右両足から放たれる上田のパワフルなキックは「音」から違う。低く鈍い音とともにネットに突き刺さるシュートは、その音を聞けば誰のものか分かるほど。有力選手がそろう今の日本代表でも別格と言える。25得点を挙げたオランダ1部ではクロスからの得点も多いが、足を振り抜いたシュート力もトップレベル。引いて守ってくると予想されるチュニジアに対しては、1トップとして打開を図りながら「その中でミドルシュートを狙っていきたい」と“上田キャノン”のチャンスをうかがう。相手が引いて生まれたスペースを見逃さず、代表での初ミドル弾をたたき込むつもりだ。

驚異的なシュート力は、誰よりも数を重ねてきたことによって生み出された。「小さい頃から打っている本数が違う。誰よりも打ってきて、生涯での本数が違う」。そう自負する成果によって培われた鋭い弾道と正確さが、日本を高みへ引き上げる。

25年10月の活動から、代表での背番号をストライカー番号とされる「9」から「18」に変更した。元ドイツ代表のレジェンドFWクリンスマンを好きだった父晃さんが好んでつけていた番号。協会に長く出し続けた希望が、実績を重ねるとともにかなった。自身にとっての“エースナンバー”で戦う大舞台に「世界で1番大きな大会で、自分の思い入れ、こだわりのある18番をつけて、日本代表でプレーさせてもらえる。サッカー選手をやっていてこれ以上ない幸せなこと」。特別な思いを抱いて戦う。

充実した状態で迎えるW杯だからこそ、得点が欲しい。相手の最終ラインが高くても低くても決められる得点力を、W杯の舞台でも示してみせる。

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