日本(FIFAランキング18位)がブラジル(同6位)に1-2で逆転負けを喫した。前半29分にMF佐野海舟(25=マインツ)が先制点を奪い、後半10分にMFカゼミロ(34=マンチェスターU)に同点とされ、後半アディショナルタイムにFWマルチネリ(24=アーセナル)にゴールを許した。
ブラジル・メディアでは試合後、ブラジルFWマテウス・クニャ(27=マンチェスターU)が日本を挑発したことがクルーズアップ。主審の試合終了ホイッスルと同時に、日本のベンチに向かって5本の指を立て「我々はワールドカップを5回も優勝している。敬意を払え」と言い放ったという。胸をたたきながら、ポルトガル語ではなく、英語で「リスペクト」と強調していたところで、コーチ陣に引きずられてベンチに戻されていた。
ブラジルのメディア「グローボ」によると、クニャは「私たちは常に日本を非常に尊敬している。彼らと対戦するのがいかに難しいか、彼らが世界のサッカー界でどれほど成長したかを誇らしげに語り合っている。私にとって彼らは最高のサッカーチームの1つ。そして多くの人がそのことを話しているし、私の友人も話している」と敬意を表したが、試合前の日本代表FW塩貝健人(21=ウォルフスブルク)の発言が頭に残っていたそうだ。
塩貝が「昔は強かったけど、今はどうなんでしょうね」というブラジルの印象発言が発端となり、ブラジルからも不満の声が出ていた。クニャは「残念ながら、この選手(塩貝)はわれわれに対してそのような発言をし、代表チームについての知識不足を露呈しました。誰よりも優れているつもりはないが、そもそもわれわれより優れた選手など存在しないということを、彼らにあらためて伝えるのは良いことです。次回はもっと落ち着いて、自分が誰を相手にしているのかを理解してくれることを願っている」と話した。
計5度のW杯最多優勝を誇るブラジルを誇示するように5本の指を立てたことも「ミーム(拡散ネタ)になるつもりはなかった。彼を挑発したかったんだ。なぜなら、僕たちはこのユニホームがどれほど歴史的なものか、そしてそれを着るためにどれほど苦労してきたかを知っているからだ。だから、ブラジル人ですらない人に僕たちのことを言われるのは余計に辛い。中から言われるのは受け入れら得るが、外から言われると、僕たちは心を閉ざして誰に対しても戦うんだ」とキッパリ。セレソンとしての誇りを強調していた。


