ベルギー(FIFAランキング9位)が圧巻の4ゴールで開催国の米国(同17位)を下し、2大会ぶりに8強入りした。

試合前日5日には、トランプ米大統領の働きかけもあり、米国のFWバログンの出場停止処分が突如見直される事態が発生。世界中から批判が殺到する中、愛称「赤い悪魔」のベルギー代表は快勝を収め、母国メディアも「正義の証明」「最高の回答」と一斉に速報した。

特に鋭く書き連ねたのは「Nieuwsblad」。見出しで「ドナルド、今度は誰に電話するの? 赤い悪魔がアメリカに4-1で快勝、納得の強さで準々決勝へ」とあおり、「ドナルド・トランプとジャンニ・インファンティーノ(FIFA会長)の鼻をあかしてやった形だ。あの『W杯の恥さらし』の後に、正義は下された。世界中がベルギーの勝利を祝っている」と皮肉たっぷりに速報した。

さらに妄想を交えて批判的なタッチで記事を展開した。

「『もしもし、ジャンニ? ドナルドだ』。ベルギー対アメリカの前半終了後、トランプからFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長へ、そんなパニック交じりの電話がかかってきてもおかしくはなかった。ただ、今回のジャンニの携帯は『おやすみモード』になっていたかもしれない。なぜなら、このスイス人会長はシアトルのスタジアムで、ベルギーサッカー協会のパスカル・ヴァン・ダム会長のすぐ近くに座っていたからだ」

「思わず妄想が膨らんでしまったが、それほどまでに赤い悪魔の立ち上がりが素晴らしかったということだ。ベルギーは今大会最高とも言える見事な45分間を披露した」

記事の最後には、再びトランプ大統領を批判。「大統領、今度は一体誰に電話をかけるおつもりですか? ベルギー代表は、ドナルド・トランプを降伏へと追い込んだ。神よ、アメリカに祝福を」と痛快に書きつづった。

ベルギーは前半9分にFWデケテラーレが右足で押し込み、早々に先制点を奪取。同31分に一時は同点とされたが、同33分にデケテラーレがこの日2点目となるヘディング弾を決めた。後半には相手GKのミスを突き、MFファナケンが3点目。さらに後半アディショナルタイムには、FWルカクが3戦連発となるダメ押しゴールを沈めた。

【決勝T】渦中のバログン先発 ベルギーが後半3点目、米国ピンチ スペイン8強、ポルトガル倒す

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