過去7度優勝の三井住友海上のアンカー、37歳の渋井陽子は区間、総合とも19位でゴールした。ヘッドコーチ兼任のベテランは大会前に風邪をひいて満足に練習できず、20年連続出場の偉業を好走で飾ることはできなかった。「全然駄目。調整が間に合わなかった」と涙を流した。

 前日の開会式の選手紹介では「最後の駅伝」とアナウンスされたが「自分では言っていないので、何とも言えない。年明けにマラソンをやる」と意欲的だった。