大阪薫英女学院が2年ぶり2度目の優勝を果たした。

 2年前の優勝メンバーで主将の嵯峨山佳菜未(3年)から10位でタスキを受けた2区高松智美ムセンビ(2年)が9人を抜いて先頭に立った。3区以降は一度も先頭を譲らず、2位の西脇工(兵庫)に44秒差をつけてゴールした。3位は神村学園(鹿児島)だった。

 大阪薫英女学院にとっては思い描いていた通りのレース展開となった。「1区の嵯峨山が良い順位でタスキを渡した時点でいけると確信した」と安田功監督(55)。

 主将の嵯峨山は「このチームで優勝したいと思っていた。2区以降が早いので安心してタスキを渡すことができた」と笑顔で振り返った。嵯峨山は2年前も1区を走り、2位の好順位でタスキを渡して優勝に貢献したが、昨年はけがのため欠場。その悔しさを晴らし、再び頂点に返り咲いた。