順大出身の松枝博輝(26=富士通)が13分41秒27で激烈なトップ争いを制し、2年ぶり2度目の優勝を果たした。

首位を走る設楽悠太(ホンダ)の背中を追い、残り1周のスパートで前へ。その後も粘りの走りでゴールし「後ろから攻めるのはリスキーなので、気持ちで急いで前に出てしまったけれど(他の選手を)引き連れてでも力負けしない練習をしてきた」と胸を張った。

9月に開幕する世界選手権(ドーハ)の参加標準記録は13分22秒50。13分28秒61が自己記録の松枝は「うまく階段を踏んでいる」と、7月に欧州で行われる競技会で標準記録突破を目指す。