陸上男子100メートルで世界選手権2大会連続決勝進出中のサニブラウン・ハキーム(25=東レ)が16日、都内でイベントに出席し、今夏のパリオリンピック(五輪)へ「自分のやりたいパフォーマンスをしたい。メダルラインに届きたい。金メダルをとりたい。やりたいこと、つかみたいことがいっぱいある」と意気込んだ。
今季は3月に米国で屋外レース初戦を迎え、10秒02をマーク。その後も10秒04、10秒15と好調を維持している。
今月4、5日の世界リレーでは400メートルリレー予選で1走を務め、パリ五輪の出場権獲得に貢献した。決勝は脚の違和感で出場を回避したが「元気です!」と大事に至っていないことを強調。五輪内定条件の参加標準記録(10秒00)突破へも「遅かれ早かれ出る」と自信を示した。
サニブラウンは自己ベストの9秒97を2度マークするなど、すでに9秒台を4度記録しているが、山縣亮太の日本記録(9秒95)には届いていない。「(日本新は)通過点。五輪でメダルを取るには9秒8台が必要。日本記録もそうですし、アジア記録(9秒83)くらいは出す勢いでいかないといけない」と、9秒8台前半への強い思いをにじませた。
この日は所属先の東レとスポーツブランドのPUMAが共同開発した高機能ウエアのイベントに参加。19日に国立競技場で行われる「セイコーゴールデングランプリ(GGP)陸上2024東京」では、新ウエアで臨むという。日の出をモチーフとしたデザインで、機能性にもこだわったユニホーム。練習拠点とする米フロリダ州でも日ごろから着用しているといい、「今までにない感覚で練習ができている。自分の要望以上の完成度。着心地も良いです」と笑顔を見せた。
◆男子100メートルのパリ五輪への道 出場枠は最大「3」。昨夏の世界選手権で6位入賞したサニブラウンは、6月30日までに参加標準記録(10秒00)を突破すれば即内定。他の選手については、参加標準を突破した上で日本選手権(6月27~30日)で優勝すれば内定。標準未突破や2位以下の場合でも、同選手権の成績や6月末時点での世界ランキング次第で代表入りとなる。

