日本陸連は2日、陸上世界選手権(13~21日、国立競技場)の代表選手を発表した。

女子円盤投げで19年ドーハ大会に続く2度目の代表になった郡菜々佳(28、サトウ食品新潟アルビレックスRC)はクラブ事務所で会見。「自国開催なので、何としても出たかった」と笑顔だ。36位以内が出場権圏の、獲得ポイントの世界ランキングでは38位だったが、開催国枠で代表入り。「たくさん海外遠征に行かせていただいた。その経験が今回につながった」と在籍4年目のクラブの支援に感謝した。

今年2月のニュージーランドを皮切りに、8月下旬のブラジルまで6カ国に遠征。武者修行さながらのほぼ1人での参戦は、貴重な経験になった。「6年前の世界陸上は心身未熟。何も分からず出ただけだった」。今回、「(東京に出場する女子円盤投げの)半分以上の選手が知り合い。友だちもできた」と場数を踏んだことは強みだ。

会見の途中、クラブの大野公彦社長(47)が、競技継続を断念しようとしていた郡をクラブに誘ったエピソードを披露すると、「感謝の気持ちがあふれて…」と涙ぐむ場面も。「出場にこぎ着けるのがやっと。強い気持ちで゛決勝に行くぞ゛と言えないのが正直なところ」と控えめだが、「自己ベストを超えることで決勝進出が見えてくる」。自身の持つ日本記録で自己ベストの60メートル72の更新をひそかに狙っている。