スペイン中部で10月28日、列車同士が衝突して69人が死亡した事故で、陸上女子走り幅跳びのホープ、ジュリエタ・ガジェゴさんが死去した。24歳の若さだった。マドリードを拠点とする陸上クラブ、ADスプリントの所属。同国陸上競技連盟のラウル・チャパド会長が2日までに明かした。

ガジェゴさんは将来有望な走り幅跳び選手で自己ベストは5メートル90をマーク。スペインのクラブ選手権で頻繁に出場していたそうだ。今月はじめに24歳の誕生を迎え、ドイツ人学校に通っていたという。

同会長は「陸上競技界のまさに中心を揺るがすような出来事。スペイン陸上界はジュリエタさんの魂を抱きしめ、彼女の家族、友人、そして生涯をともにしたクラブの深い悲しみを分かち合います。この喪失感を抱えているのは、決して彼らだけではありません。事故の犠牲者の方々、そしてそのご家族やご友人の方々に心からのお悔やみを申し上げます」と追悼した。

この列車事故はマドリードから南部アンダルシア地方に向かっていた高速列車2本が衝突し、69人の死者が出た。

身元が特定された66人のうち、国籍はスペインが54人、アルゼンチン1人、カナダ1人、チェコ1人、米国4人、フランス1人、日本1人、メキシコ1人、ポルトガル1人、チュニジア1人と判明。残り3人もスペイン人以外とみられている。