アマチュアの新垣比菜(16=沖縄・興南高2年)が5バーディー、1ボギーの68で回り、首位と4打差の8位タイにつけた。7月中旬から地元沖縄を離れてプロや高校の試合を転戦する強行日程の真っただ中。前日23日には高速道路の事故渋滞に巻き込まれて試合会場の伊豆到着が日付をまたぐアクシデントもありながら、疲れも見せずに好発進した。

 前週のサマンサタバサレディースでベストアマに輝いた新垣の勢いが止まらない。4、5番で連続バーディー。16番パー5では残り230ヤードの第2打を3番ウッドでグリーン横のカラーに乗せると、3メートルをパターで寄せてから悠々とバーディーを奪った。それでも「あと1つ、2つは伸ばせたと思うんですけど、結構クラブの選択ミスがあって…」と悔しがった。

 12日に高校選手権九州大会出場のため沖縄を出て以降、1度も家に戻ることなく各地を転戦中。特に今週は21日に練習ラウンドを行った後、父博昭さんが運転するレンタカーで日本女子オープン予選に向けて滋賀へ。23日に無事出場権を獲得したが、帰りは事故渋滞に巻き込まれて70キロほどの迂回(うかい)を余儀なくされた。試合会場のある伊豆到着は深夜0時過ぎ。それでも本人は「お父さんが運転している間に寝てるので大丈夫です」と笑う。

 この強行スケジュールは来月まで続く予定。ラウンド中はキャディーバッグを担ぐ父博昭さんは「連戦は望むところ。疲れた中でのプレーも貴重な経験」とうなずく。まさに「かわいい子には旅をさせよ」を地でいく親子。炎天下での18ホールを終えた新垣は「(同組のアンが)セカンドでびしびしチャンスにつけていた。もっと練習しないと、と思いました」と話し、元気にドライビングレンジに向かった。【亀山泰宏】