日本ゴルフツアー機構の青木功会長(73)らが実行委員を務め、7日から千葉・麻倉GCで開催されるレジェンド・チャリティープロアマの前夜祭が6日、千葉県内のホテルで行われた。

 初出場となるスキージャンプの“レジェンド”葛西紀明(43=土屋ホーム)は「青木さんを始め、僕の憧れの方ばかりで、メチャクチャ緊張しています」と笑顔で話した。

 鍛え抜かれた下半身を生かしたドライバーショットの飛距離は300ヤードを誇る。以前テレビ番組で対戦したという青木会長からは「オレの強敵なんだ。2回負けてるからね」と対抗意識を燃やされ、恐縮しきりだった。

 熊本地震の発生を受け、プロ野球ソフトバンク球団会長の王貞治実行委員(75)は「こういう時こそみんなで力を合わせることが求められる。大きな力にはなれないが、少しでも勇気を与えられたら」とコメント。同じく実行委員の1人でトランペッターの日野皓正氏(73)は「長生きをして、延々と協力できる態勢をつくっていきたい」と力を込めた。

 青木会長も「我々ができる時間は限られているかもしれないが、やっていかないといけない。今までゴルフで応援してもらった分、人生をかけて、今度はこっちが応援する番」と、被災者支援に活用する考えを示した。