米女子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米女子プロ選手権(9日開幕、ワシントン州サマミッシュ・サハリーCC)のプロアマ戦が7日、同コースで行われた。

 プロアマ戦に出場しなかった宮里美香(26=NTTぷらら)は午後から練習場で調整。前日6日にイン9ホールを回っており「ティーショットで見るフェアウエーがすごく狭く感じた。木が出てる分、圧迫感がある。ミドルも結構長くてグリーンの傾斜も結構あるので、すごく難しく感じた」と振り返った。

 直近ショップライト・クラシックは最終日に64を出して今季初のトップ10フィニッシュとなる6位。早くから8月のリオデジャネイロ五輪出場を目指してきたが、それが波に乗りきれなかったシーズン序盤にも影響していたという。「オリンピックっていうのもあまりにも聞かれすぎて、正直嫌になって…」。5月のキングズミル選手権からは意識を変えた。「あんまり(五輪のことを)考えないようにして、自分のゴルフをどこまでレベルアップするかっていうのに集中し始めたら、ゴルフが楽しくなりつつ、結果も出てきている」と手応えをにじませる。

 現在、キャディーやトレーナーを含めたチーム内で五輪は「NGワード(笑い)」。自らではコントロールできない部分だからと、世界ランクを必要以上に気にすることもなくなった。獲得ポイントが大きいメジャーでも、姿勢は変わらない。「やるべきことをしっかりとやって、最高のパフォーマンスを発揮するのが今週の目標の1つ。雰囲気負けしないように。メジャーだからっていつも以上に頑張らなきゃいけないとか(欲を)出さないで、先週みたいなゴルフができれば、しっかり結果もついてくる」と、うなずいた。