メジャー覇者2人が、やはり優勝戦線に残ってきた。8位から出た11年マスターズ覇者のシャール・シュワーツェル(31=南アフリカ)は7バーディー、3ボギーの67で回り、通算11アンダー、202で首位と3打差の5位。「強風の中でもショットの調子が良く、満足するプレーができた。首位と離されずにいられたのは良かった」とうなずいた。

 メジャー通算3勝のパドレイグ・ハリントン(44=アイルランド)は4バーディー、1ボギーの68で回り、通算10アンダーで9位につけた。「ステディ(安定した)なラウンドだった」と納得の表情。

 首位エミリアノ・グリジョ(23=アルゼンチン)を追う最終日。シュワーツェルは「今日のようなプレーを繰り返すことができればチャンスはある。ノーボギーで、7つのバーディーを決めることができたら」と諦めていない。ハリントンも「何があるか分からないので、できる限りチャージしていきたい」と誓った。