比嘉真美子(23=ジブラルタ生命保険)が3バーディー、2ボギーの71で回り、首位と2打差の4位につけた。

 第1日に続いて、4つあるパー5のうち3つでバーディー。前日は取れなかった9番は、ピンに当たった第3打がピタリとついてのバーディーだった。「今日はナイスプレー。パー5のチャンスホールでバーディーが取れているのは、いい状態になってきたということ」と納得の表情を浮かべた。

 13年に10代で2勝を挙げながらシード落ちを経験した昨季、わずかな希望を見いだしたのがこの大会。最終18番でバーディーを奪い、カットラインギリギリで滑り込んで出場17試合連続予選落ちを止めた。「すごく思い出します。去年の今ごろはゴルフというのができていないくらい調子が悪くて、ゴルフをしたくない、ゴルフ場に行くのも嫌だった。それから逃げずに1年間やった結果、今、優勝争いができていると思う」と感慨をにじませる。

 もがき苦しむ中で考え方を変えた。「入れ込みすぎないようにしました。前は生活の100%がゴルフ。今はプライベートだったり、友人だったり、他の時間を大切にすることでオンとオフを切り替えられるようになりました」。確かな手応えを感じている。

 「ようやくトップと近いところ優勝争いができる。緊張にのまれないよう、一打一打大切にやれれば結果につながると思う。すごく楽しみなラウンドです」と気持ちを高ぶらせた。