プロ転向3年目で昨年プロテストに合格した川岸史果(22=加賀電子)は3位に終わった。

 男子プロの父、川岸良兼が応援に駆けつける中、2バーディー、2ボギーのパープレーでスコアを伸ばせず、優勝に2打届かなかった。

 「悔しかったです。開幕戦より落ち着いていたし、集中もできていたので。数回あった、2~3メートルのバーディーパットを決めきれなかったのが、敗因ですね」

 それでも2位に終わった開幕戦から27位、11位と来て3位。今季4戦で予選落ちがなく、獲得賞金額は早くも1721万3000円で、現在賞金ランクは3位。賞金シード圏内の目安となる2000万円に迫る。

 「もちろん、またすぐに(優勝の)チャンスを作れると思っています」。怪物と称された父のDNAを受け継ぎ、一気に覚醒(かくせい)した感のある大器の勢いは当分続きそうだ。