男子ゴルフの国内メジャー第2戦、ツアー選手権森ビル杯(6月1日開幕、茨城・宍戸ヒルズCC)の練習ラウンドが30日、同コースで行われた。
今月の日本プロに続く国内メジャー2連勝がかかる宮里優作(36=フリー)はアウト9ホールを回って調整した。2試合連続優勝を飾った日本プロだけでなく、全米オープン、全英オープンと2つのメジャー切符もつかんだ5月は「怒濤(どとう)でしたね(笑い)」。自身は1月に聞いていたとはいえ、26日には妹藍(31)が電撃的に今季限りでの引退を発表した。
29日の引退表明会見は、テレビ画面を通じて妹の緊張が伝わってきたという。「でも、理路整然と自分の思っていたことを伝えられていたと思うし、すがすがしかった」。報道陣の質問にも着目。「何か、すっとんきょうな質問が出てくるんじゃないかと思ったけど、ありがたい質問が多かった。宮里藍のやってきたことが伝わっていたんだなと感じました」と、自分のことのように喜んだ。
あらためて、藍の引退についても言及。「やめるとは、まだ思っていなかった。でも、僕らや周りがやめないでほしいと言ってしまうのはエゴになる。彼女自身が決めることですから」と思いやった。藍が一番の理由とした「モチベーション」については家族間で話し合いを持つこともあった。「だいぶ前から、モチベーションは落ちていたんで。彼女の場合は気持ちで戦うタイプだから、そこが落ちちゃうとね…」と決断には理解を示す。
未定とした今後には「(現時点で)決めないところが藍ちゃんらしい。彼女の人生ですから、どうするかは彼女が決めること。僕らはそれを応援するだけですね」。ただ、お願いはある。「アメリカなのか日本なのか、はっきりしてほしいですね(笑い)。それによっては見にいくか、見にいかないか…お忍びで。最後の瞬間は見たいですから」と目に焼き付けておきたい思いは強い。
9月のメジャー、エビアン選手権が現役最終戦となる可能性もある。「フランス、行きたいですね」と一瞬だけ乗り気になったが「時期は9月? 9月はダメだなー。(国内男子ツアーが)佳境に入るって時だから。まあ、応援に行く時は、ちゃんと言いますんで」と笑っていた。

